アニメ業界への道 1問1答!  第2回「専門学校に行かないとアニメ業界には入れない?(その2)」

アニメ業界への道 1問1答!

第2回では、前回の第1回でお話しした専門学校以外の進路の選択肢についてお話しをしたいと思います。
選択肢については個々の価値観が生活環境によって違いますので、参考程度に見ていただければ幸いです。
選択肢としては「高校卒業後すぐに就職」「普通科(文系・理系)大学を経て就職」の2つがありまして、今回は「高校卒業後すぐに就職」を解説します。

専門学校以外の選択肢 1.高校卒業後すぐに就職

高校3年時にアニメ制作会社の就職試験を受けて高校卒業後すぐに就職するというものです。就職試験までに参考書籍やインターネットを活用してアニメ業界の情報収集を行ったり、絵やアニメ制作を独学して自分のポートフォリオ(作品集)を制作したりして、入社試験に備えて準備をします。もし可能であれば短いアニメーションを1本作ってみるとアニメ制作の工程を理解が深まりますし、就職試験の際にアピールにもなります。また近年ではアニメーターによる画塾やアニメ制作会社が開校するスクールなどもあり、お金が掛かってしまいますが高校在学中から参加するという方法もあります。

高校卒業後すぐに就職するメリット
・専門学校や大学の高額な学費がかからない
・若い年齢から早く仕事を始めることができる
・現場で仕事を通じて技術や知識を学べる

デメリット
・専門学校や大学に進学すれば得られたであろう余暇の時間が無くなってしまう
・時間不足・準備不足で就職活動に苦戦する場合がある
・家庭によっては就職について親の理解を得る必要がある

説明:一番お金がかからない方法ですので進学する学費に余裕があまりない人に向いている選択肢です。また、時間をかけずに就職できる方法ですので、すぐにアニメの仕事をしたいという熱意のある人にも向いています。一方で就職してしまうと学生の頃のような余暇の時間は少なくなりますし、専門学校や大学に進学した同級生を羨ましく思うかもしれません。また卒業後すぐに就職しようと思った時期が遅かった場合、時間や準備が足りず就職活動に苦戦してしまう、場合によっては内定先が得られないということも考えられます。またこれは家庭によってではありますが、「子どもには大学に行ってほしい」と思う親も少なくはなく、就職することについて理解を得るのに苦戦するかもしれません。


アニメ業界への道 1問1答!

次回、第3回「専門学校に行かないとアニメ業界には入れない?(その3)」
へ続く!→

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