今回は下請け会社のメリット・デメリットをご紹介します。元請け会社に比べ小規模や新規の会社が多い下請け会社ですが、メリットもあります。それを下記で詳しくご説明します。
下請け会社のメリット
下請け会社は他社の様々な作品の業務を請け負うため、元請け会社に比べて幅広い作品に関わることができます。
「ずっと同じ作品を作り続けるのは嫌」「会社を問わず色々な作品に関わりたい」という方には、適している環境と言えるでしょう。
また賛否が分かれるところではありますが、アニメーターの場合比較的早く原画の仕事ができるといった点もあります。場合によっては動画ではなく、いきなり第2原画から仕事をする会社もあります。
動画で学ぶべき技術を習得できない可能性というリスクはありますが、「早く原画をしたい」という方には向いているかも知れません。
下請け会社のデメリット
下請け会社はやはり会社の規模が小さく体力がないところが多いので、元請けに比べて待遇や教育体制があまり充実していないところが多いです。
アニメーターの場合は毎月固定の賃金がなく、作業した分のみ賃金が支払われるいわゆる【完全出来高制】の会社は今も多くあります。さらに会社によっては入社後の研修期間中は無給であったり、指導料や管理費という名目でさらに賃金から天引きされたりするところもあります。
もちろん例外もありますので、求人票の内容を確認することや情報収集することをお勧めします。
・迷ったら、結局どっちが良いの?
どちらにもメリットとデメリットがありまして、正直なところその人の価値観による部分が大きいです。ただし、元請け会社は倍率が高くなる傾向がありますし、待遇や教育体制が安定しているといった部分を考慮すれば、もし入れるのであれば元請け会社の方が良いのではないかと思います。
アニメ業界への道 1問1答!
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