今回、元請け会社と下請け会社就職するならどっちが良いかについてお話いたします。
総合的に見ると元請け会社がオススメですがそれぞれにはメリット・デメリットがあります
元請け会社のメリット
元請け会社は自社の有名作品を持っている場合やテレビ局やゲーム会社など大手企業の子会社であることが多く直ちに会社が傾き路頭に迷うというリスクも低いです。
また、待遇が比較的良く社員雇用や固定給の最低保証がついていることもあり、教育体制も比較的しっかり指導しているところが多いです。
元請け会社のデメリット
元請け会社は毎クール自社の元請け作品を持っていることが多く、自社の新人であれば自社の仕事しかできない可能性が高い点です。特に他社も含めていろいろな作品に関わりたいと考えている人には、元請け会社はやや不向きと言えるかも知れません。
またデメリットかどうかは賛否がありますが、特にアニメーターの場合は教育体制しっかりとしているが故に原画の仕事ができるまでに時間がかかるという点です。
元請け会社には長年の経験を持ち新人にはきちんとした指導を行い、時間をかけて育てる会社が多いため、原画の仕事をするために原画試験や動画枚数の基準が設けられていることはめずらしくありません。そのためどうしても下請け会社に比べて動画の期間が長くなる傾向があります。
原画の仕事をするまでにどれくらいの期間動画の仕事をすべきかということについては、アニメーターの中でも賛否があり一概に長い短い言うことは難しいです。本人が動画の仕事をどう捉えるかによって変わってくるところです。
アニメ業界への道 1問1答!
次回、第5回「元請け会社と下請け会社 どっちが良い?(その2)」に続く!