前回は離職率についてお話ししましたが、今回はアニメ業界自体を離れていく人のお話をしておきたいと思います。
これから業界を目指す人にこの話をするのは正直どうかとも思いましたが、やはり働いてみたものの合わずアニメ業界を離れてく人が一定数いるのが実情であります。
まず、アニメ業界から離れて転職を希望する人が多い年代は、大きく分けて2つあります。
まず1つめは経済的に苦しい新人や若手の頃、そしてもう1つは結婚や将来の生活を考え始める30歳前後の頃です。
転職先の代表的な例としてはアニメ業界に近しいゲーム業界やイラスト業界などが多く、中には漫画家、同人作家に転身した人もいます。
他には、制作系の方だと、広い意味では同じ映像系(特撮やCM)の会社や、思い切って映像とは全く違う業界に転職する方もいます。
先にお伝えしたようにアニメ業界からの転職は決して珍しいものではありません。もしアニメ業界が合わないと感じたら、そこで終わりではなくその先のキャリアについても冷静に考えてみて欲しいと思います。
アニメ業界への道 1問1答!
次回、第13回 「学生のうちにやっておくべきことは?」 へ続く!→